
本質を見誤らない目を養う
このシリーズでは、社長・猪股護と社員が打合せしている中などで生まれた疑問・質問への回答やちょっとした雑談の中から、盛り上がった話題を取り上げて公開していきます。
臨時国会が始まって2日、最近の報道を見た猪股護が感じたこととは…?
臨時国会が始まったばかりだというのに、ニュースはある女優の覚せい剤裁判ばかりだ。彼女が犯してしまった過ちについてドラマさながらに煽り立てる報道…覚せい剤の悪い影響を知らしめる以上のそれは、世間にそこまで必要とされるものだろうか。
視聴率が収益に響く民放はまだわかるが、NHKまで横並びの姿勢はいただけない。
NHKはそもそも国民の税金で運営されているのだから、国民が望むレベルに関わらず、真に必要とされる情報を知らしめるべきだ。特に今なら劇的な変化を遂げた国政の詳細をもっと広く報道する義務があるのではと思う。
また、鳩山首相の所信表明演説にしても日本郵政グループの西川元社長の退任記者会見にしてもそうだ。私は偶々その全てを中継で見ることが出来たが、その後の主要ニュース番組ではほとんどが恣意的にカット・編集されていた。
最近のマスコミは報道の本質を見誤り、進むべき道を迷っているように見える。
それなら我々は、報道の奥にある事、報道されない事の本質を見据えなければならない。
話は戻るが、国会中継であるダムの建設計画についての答弁があった。知事の「かけてきた予算はどうなる」という主旨の発言、野党議員の野次に対して与党議員が「お前たち(旧与党であった現在の野党)がやってきたことじゃないか」と切りかえす場面が印象に残った。
支払ってしまった金は最早どうしようもない話で、だからといって収益にならないダムを作れば、維持費などでさらに無駄な金を支払い続けることになる。無駄金を支払うのは誰なのか。財源はどこにあるのか。これから老人が多くなり若者が減ることが明らかな国にあるのは借金ばかり…これまで本質から目をそむけて、なあなあで済ませてきたツケが今、回ってきているのだ。
本質を見据えれば、自ずと成すべきことが見えてくるはずだ。そして本質を見据えるためには、まずは見誤らない目と思考を養わねばならない。
それが、常日頃言葉にしている「原点主義」なのだ。
(2009年10月30日)
