2025.12.03
年賀はがき「翔べ、シマエナガ」「茶畑から望む朝焼け富士と梅」のイラストができるまで
2026(令和8)年用年賀はがき 絵入り[寄付金付]北海道版と東海版に弊社のデザイナーのイラストが採用されました。担当した上野デザイナーにこだわりやポイントをインタビューしました。
北海道版「翔べ、シマエナガ」のイラストのこだわりは?
シマエナガは、「かわいい鳥の代表!」という存在だなと思ったので、かわいさが伝わる絵作りを心がけました。丸っこくふわふわとした鳥なので、毛のふわふわ感が伝わるように、毛並みはとくに丁寧に描き込みました。
一方で、顔はちょっとキリッとさせ「頑張って飛んでるから褒めて!」と訴えているような表情にしました。
「そんな所もかわいいね」と思っていただけたら嬉しいです。
鉛筆で描いた下書き:少しキリッとした表情で、頑張って飛んでいる様子を表現しました。
着彩後のイラスト:雪景色を淡いピンク色で表現し、優しく温かみのある雰囲気にしました。
宛名面はポップなイラストになっていますが、描く際に心がけたことはありますか?
宛名面の絵柄は、通信面と繋がりを持たせようと思いました。
「このシマエナガは一体どこに飛んでいくのだろう?」と想像を膨らませて、シマエナガは群れで行動する習性があり体を寄せ合っている写真をよく見かけたので、仲間のところに飛んでいく様子を描くことにしました。
東海版「茶畑から望む朝焼け富士と梅」のイラストのこだわりは?
茶畑といえば鮮やかな緑色の印象が強いですが、それは5月頃の様子で、1月の茶畑は一般的にややくすんだ渋い緑色をしています。季節感を表現しつつ地味な絵にならないよう、ちょどいい緑色を探りました。
また、梅の花と朝焼けの富士山でピンクや黄色などの暖色を取り入れ、絵全体がさみしくならないように工夫しました。富士山と茶畑の風景は、のどかなイメージがあると思ったので、見る人にほっこりとした気持ちになっていただけるように、優しいタッチで描きました。
梅の花を描いた理由は何ですか?
温かみがあり華やかな印象の年賀はがきとなるように、暖色系の花を添えたいと思いました。
梅の花は、縁起の良さもありますが、「福茶」という梅干しをお茶に入れてお正月やお祝いごとに飲む習慣を知り、いい組み合わせだなと思い、モチーフに選びました。
Profile
上野 愛
2014年入社。デザイナーとして商品や印刷物のデザインを手掛ける。挿絵やキャラクターのイラストも多数作成。子どもや女性向けのかわらしい、優しいタッチのイラスト制作が得意。現在、人物などをモチーフに様々な画風に挑戦中。